認定医制度についてと重要なお知らせ

 本学会では、平成22(2010)年7月1日付にて認定医制度に関する規則と施行細則を定め、平成22(2010)年11月から認定医制度を実施しています。認定医制度設立の趣旨は、上規則の序文に記してある通り、高い専門水準を有する子どもの心の診療医の養成にあります。令和5(2023)年10月1日の時点で270 名の学会員が、当学会の認定医を取得されています。
 日本専門医機構が規定するサブスペシャリティ領域専門医をめざしている「子どものこころ専門医」(一般社団法人 子どものこころ専門医機構)についても本学会は他の三学会ともに制度立ち上げに加わり、令和6(2024)年度までは暫定措置として当学会の認定医を含めた4学会いずれかの認定医・推薦医であることが取得要件となっております。この暫定措置が終了することを受け、当学会認定医の新規取得および更新について重要なおしらせが有ります。

 ①令和5(2023)年度の新規申請ならびに更新申請は、2024(令和6)年1月に受け付けます。
  →新規の認定医資格期間は令和6(2024)年3月1日から5年間となります。
  →更新の認定医資格期間は令和6(2024)年3月1日もしくは 令和6(2024)年9月1日から5年間となります 。
 ②令和6(2024)年度の新規申請ならびに更新申請は、令和6(2024)年8月に受け付けます。 なお、令和6(2024)年8月に、認定医資格の新規申請ができるのは、令和7(2025)年2月末の時点で会員歴が通算満5年以上で、かつ医師免許取得から 5 年以上経過した医師であること必要が有ります。
  →新規の認定医資格期間は令和7(2025)年3月1日から5年間となります。
  →更新の認定医資格期間は令和7(2025)年3月1日もしくは 令和7(2025)年9月1日から5年間となります 。

 例年、本学会では認定医の審査を1月に行ってまいりました。しかし、子どものこころ専門医機構より子どものこころ専門医試験の暫定制度の最終回が令和7(2025)年3月であり、その受験資格として令和7(2025)年3月時点で所定の資格要件を満たしていることが示されました。資格要件は「2025年3月時点で小児科または精神科の専門医であること」「2025年3月時点で認定学会の認定医であること」などが挙げられております。本学会におきましては、例年通りの1月審査では令和7(2025)年3月1日からの5年間が認定医資格の期間となる学会員の皆様が、本条件を満たすことができなくなります。そのため、本条件を満たせる日程として、令和6(2024)年度に限って認定医審査の受付を令和6(2024)年8月に前倒しすることにしました。これは新規申請だけでなく更新申請も同様です。令和7(2025)年2月までの認定期間である場合、令和6(2024)年8月に更新申請をしていただかないと令和7(2025)年3月時点で認定医ではなくなっているため、子どものこころ専門医機構の最終暫定措置による専門医試験の受験資格を得られません。

 本措置により混乱も予想されますが、学会員の皆様の利益を最優先に考えた措置になります。何卒ご了承いただき、該当の学会員の皆様におかれましては、申請のご準備のほど宜しくお願いいたします。

 疑問点などありましたら学会事務局を通じて当委員会までお問い合わせください。

令和6(2024)年1月

日本小児精神神経学会 認定医・専門医委員会
委員長 :桝屋 二郎
副委員長:大橋 圭
担当理事:小石 誠二

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