小児精神神経学会 社会保険委員会報告について

日本小児精神神経学会 会員各位

日頃より、社会保険委員会の活動にご協力頂き、ありがとうございます。
令和6年の診療報酬改定にあたって、日本小児科学会が代表となり、日本小児精神神経医学会、日本小児心身医学会、日本小児神経学会、日本小児科医会が共同提案の形で、「小児特定カウンセリング料の算定条件の見直し」の要望を挙げました。
この提案を進める上で、小児心身症および神経発達症における診療の実態を調べる必要が生じ、日本小児科学会社会保険委員会の計画と技術協力のもと、日本小児精神神経学会と日本小児心身医学会に所属する代議員の小児科医に対し、2023年10月13-15日にウェブ調査を行いました。回答期間が短かったのにもかかわらず80%を超える回答率となり、先生方の熱意を実感しました。「小児特定疾患カウンセリング料の適応緩和:算定年数の延長、上限年齢の引き上げなど」の実現に向けて、調査結果をまとめ、厚生労働省に提出しました。そして12月1日に開催された第569回中央社会保険医療協議会総会(YouTube中継)では、私たちが提出した調査結果の一部が資料として審議されました。
この調査は無記名で患者情報の収集は行わず、関西医科大学総合医療センター研究倫理審査委員会にはかり「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の対象外であるとご意見を頂き、また日本小児精神神経学会倫理委員会でも同倫理指針に則って倫理的な問題はないと判断頂きましたので、ここに提出した調査結果を公表いたします。ご確認ください。
今後ともご協力の程、よろしくお願いします。

2023年12月

日本小児精神神経学会社会保険委員会

小児精神神経学会 社会保険委員会報告

矢印  一覧へ戻る